2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
あなたのための短歌集 木下龍也 大きさも 深さも違う花瓶にはそれぞれ似合う 一輪がある 午前中、読んでいた本にあった。 自分の全てを肯定する理由のようなものを見つけた気がした。 正確に言うと、うっすらと感じていたことを他の人が言葉にしているのを見…
今朝は足取りが重かった。湿度のせいだろうか。 わずかな湿気に反応する身体が愛おしい。頑張ってるんだなあ私の細胞。 なんとか心臓やらなんやら、いつも通りに動かしてくれる。重いながらも足も動いてくれる。ありがたやありがたや。 やる気がないのはいつ…
午前中、やはりだるく、夫と二人の気楽さからダラダラと過ごす。風邪の治るときの怠さだろうか。食欲もやる気もない。 ラジオを聴きながら横になっていたら寝てしまう。もうそれでいいやと目を瞑る。 無意味な時間を過ごすことを恐れない。 学生の頃は無意味…
今日は何もしなかった。 洗濯をし、ラジオを聴きながら目をとじて、トイレの掃除をし、母を励まし、生協の届いたものを受け取り、焼き芋を作って選挙を観る。なぜか私がドキドキして決選投票が観ていられなかった。どうなったろうと思いつつ、ラジオを聴きな…
急に暑くなった。 昨日の今頃は気温が21度、頭痛と目眩でよろよろとベッドになだれ込み、目覚めると悪寒がした。 羽毛布団を必死になって探し、目の前に長座布団のケースに入れてクッションにしていたの見つけて呆然とした。 その同じ部屋で今、冷房が稼働し…
急に肌寒くなった。 朝の散歩にウィンドブレーカーを着ていく。 「それ、いいね。今の季節それくらいがちょうどいい。さっきダウン着ているおばあさんがいたけど、さすがにね」 そう言われたが、ユニクロの薄いダウンを持っていたなら私も着用したかもしれな…
真夏の二ヶ月間、外壁工事のために家をぐるりと鉄骨の足場が覆った。職人さんの道具や塗料が庭に置かれ、物置も全て中身を出して撤去した。 夏の日差しを受けて芝は伸びていったが「だって今芝刈りなんてできないもんね」と堂々と放置することができた。 そ…
母はやはり体調が戻らない。 一番ぐったりしていた頃からは回復の方向に向かってはいるが、今日も頭痛がすると言って元気がない。 「ご飯、なにかあるの」 「・・・」 「なにか適当に作ってくるよ」 「お姉さんのだけあればいいから。私は食欲ないし」 食欲…
久しぶりのお手上げ絶不調。 目眩に頭痛に・・。こういうとき、もうダメだぁと薬を飲んでベッドに身を投げ出しながら恵まれていると思う。 そうすることが許される環境にいること。 ただ自分のためにじっと横になれる。ありがたい。 昨日の夜、母を呼んで外…
なんだか童話の世界のような空だった。 虹は先日のもの。 最近空ばかり見ている。
今日も意味なく切ったり貼ったり。 昔、自分で撮った写真を遡り、印象深いものを片っ端から印刷する。プリンター機能にコラージュがあったので8枚選び、ランダムお任せで一枚のポストカードサイズにした。 何枚も何枚もプリントアウトしたところでどうしよ…
安倍首相がまだご存命だった頃、「ニッポン一億総活躍プラン」が策定された。 その当時、まだ精神的にも身体的にも弱かった私は、この言葉にすこし戸惑った。 正確に言うと落ち込んだ。 自分は役に立つようなことはなにもできない。社会に対して活躍していな…
喉が痛い。やたら眠い。頭痛もする。 風邪かと思っていたが、もしかしたらこれは一ヶ月にわたる塗料などの影響かもしれない。 いや、風邪かもしれないが。 長いことシンナー系の薬剤を吸収していたから何かしらの影響があってもおかしくない。そうなるとあの…
息子が昨日やってきて、あれやこれやとどうでもいい話をする。 つい先日来たときは、仕事でこういうことをやっていて、こういうふうにうまくいって褒められてと、得意げだった。 私はもっと詳細に知りたいのをぐっとこらえ、ただ、相槌をうつ。 映画の予告の…
疲れがで始めたのか気候のせいか、ほとんど寝て過ごす。 すべて降参して手放した。 夫が外食だったのでコンビニの惣菜をレンジで温め。魚を焼いた。ご飯を炊くのすら面倒でパンにする。 焼き魚にパン。 一人の気楽さだ。 贅沢な祝日。 敬老の日で息子が母に…
朝、びっくりするほど美しい空だった。 特別なものをもらった気分になった。 こういうことで元気になる。
愛するってどういうことって考える。 愛って。 息子のことを愛しているというのはピンとこない。そんな軽い言葉で表現したくない。愛なんだけど。 彼のことは批判するとかジャッジするとか、そもそもそういう視点で見ていない。 めんどくさいなあとか、おい…
頭痛と吐き気と目眩でどうにもならない。 気合を入れればなんとかなりそうだが、やらない。 やらねばならないことは、ない。 あるような気がしてそわそわしていたそれは、よくよく考えたら「やったほうがいい事」だった。 やるといいこと、やるべき事はやら…
ずいぶん、自分自身を好きになれたが、それでも時々ぐらつきそうになる。 思いがけない瞬間に、それはやってきて、私を揺さぶる。 素敵な誰かを見かけ、つい「私って・・」とガックリしたとき。 母があっけらかんという言葉に傷ついたとき。 それは自分でこ…
手帳の整理をしていたら、ずいぶん昔に書いた日記のようなものがでてきた。 息子が中学生の時のものと、大学生になってからのもの二つ。 中学生の頃のほうは、ちょうど反抗期でいつも深夜までインターンネットの中を彷徨っていた。学校からまっすぐ帰ってく…
意味のない手帳作りに没頭する。 レシピの整理をしようと思っているのに、もうちょっともうちょっとと、ちまちまイラストを貼ったり、思いついたことを書き込んだりし、時はあっという間に過ぎる。 これは。 学生時代、試験勉強するために机に座ったものの、…
今日も切ったり貼ったり。 海外ドラマも観たいし、ちょっとだけ・・のつもりが気がつくと二時間半、没頭していた。 今日はレシピではなく、可愛いと思ったイラストや自分で撮った写真などをプリントアウトして手帳に貼って遊ぶ。 印象に残った言葉だったりな…
息子の使っていた部屋を自分の個室にしようと企んでいたが、いざ彼が出て行ってみると、いつ泊まりに来るかわからないしと手をつけないまま、半年が過ぎた。 先週、本の後始末に一泊しに来たが、最近ではふらりと食べに寄り、数時間で返る。 そろそろいいか…
昨日、なかなか寝付けなかった。 友達と深い会話をして別れた。深部までマッサージをしたような心地よい疲労感だったが、揺り返しのようなザワザワふわふわした感情がぐるぐる巡って離れない。 「そうお?それ、いい子ちゃんになっていない?」 母と夫、姉含…
友達に会ってきた。 友達というよりもお互い、親族のようだと思っている。 出かける支度をしながら気がついた。 彼女と約束をしたのは先週。たいてい誰かと日時を決めて会う約束をすれば、たとえそれが家族であっても当日間近になってくると気が重くなる。 …
朝の散歩のご挨拶も「暑いわねえ」から「今日は気持ちいいわね」になってきた。 青く硬いまま落ちていた銀杏の実もうっすら黄色い。 秋の入り口が見えてきた。 いつもすれ違いざまにお辞儀をするだけのおじさんに、雨の日の朝も出会った。 小雨程度だったの…
母が我が家のゴミを持ち帰って玄関に詰んだというのが気になって、実家の玄関に行く。 あれ。ない。 いつも新聞を入れるのに使っている紙袋はなく、かわりにどこか上等なお店が使っているような品質のいい厚紙の紙袋に雑誌や新聞がきっちり入ったのが二つ、…
雨が降っていたので、夫が朝、家の前に出した古紙回収の袋と段ボールを自分の家の中に運んでおいたと得意気に母が言う。 「まったくあの人は。言っておいて、私が取り込んでうちの玄関に置いてあるわよ。雨が降っているのに、みっともない。品が悪いわよ」 …
午後から2時間ほど、SNSでみつけたレシピの整理をした。 あちこちでいいなと思う、簡単にできるアイディアを見つけてはブックマークしたり、メモフォルダに保存したりと散らばっている。 それらを一つのところにまとめる作業をちまちまとしていたのだ。 プ…
なにごともなく日曜が過ぎていく。 息子が家に朝からいるのは久しぶりだ。夫がやたらとちょっかいを出し、赤ちゃんに話しかけるような言葉使いで嫌がらる。それでも同居していた頃よりも息子の応対はやさしい。 半年前は切り捨てるような態度だった。 母がや…