照れ臭くて言えない

昨日の外出での緊張と高揚感、歩き疲れも手伝って今日は朝からエンジンがかからない。

合間合間に最低限の家事をしつつ、寝転がる。

木綿豆腐が残っているからがんもどきでも作ろうかと思うも、台所に立ち冷蔵庫を開けて、やっぱりやめようとまた寝転ぶ。

夫が昼、銀行に行った帰りにスイカを買ってきてくれた。

喜ばそうとわざわざスーパーに寄ってくれたであろうに、「ああ・・ありがと」と無表情で礼を言う。

そんな自分を残念に思う。ここでどうして「わあ、ありがとう」と言えない。

いくらパワー不足でもそれくらいのことできるだろう。

ごめんとありがとうの代わりに夫の好物の中華スープを作った。

きっとこれに対し夫は「わあ、ありがとう、ありがとね」と言う。

そしてたちが悪いことにこれだけ自分の無愛想を反省しておきながら、彼からいつもの大袈裟な喜びの表現がなかったら膨れるのだ。

甘えている。

甘えを許してくれているのか、なんとも思っていないのか、夫のそういう大きさは私を楽にしてくれる。

今日はがんばって自分を奮い立たせない。

そうできる1日に感謝する。

そうさせてくれる相棒にも深く感謝しているのだ。