雨上がりを散歩した。
蜘蛛の巣に雨粒が光ってる。
こんなところに巣を張っていたなんて気が付かなかった。
毎日歩いているのに。見ているようで見ていなかった
見ていなかったらそれは私の中にはその世界は存在しないことになる
ときどき
私の住むところはこんなに美しいものが隠れてるんだと
ハッとする
よく探せば妖精や小人もいるかもしれない
見ていないから私の世界にいないだけで、すぐ近くにずっと前からいるのかもしれない
緑が濡れていい匂いがした。
土の湿ったのと木の匂い
公園の中を森林浴みたいだと鼻でフンガフンガ大きく息を吸って歩いた