長風呂

昨日も結局1日頭がぼんやり、眠だるく使い物にならなかった。

作り置きをたくさん作ろうと思っていたのにやる気にならない。ナスと豚ひき肉とピーマンを炒めたのだけ、作った。

ジップロックに二つ分けて冷凍庫に入れる。

それからひたすらダラダラ横になる。

夕方早めにお風呂を沸かした。読みかけの本を持って入る。今読んでいるのは高校野球にかける息子と母親の話。ところどころ胸が苦しくなって読むのが辛くやめてしまう。それでもその先が気になって短く短く区切りながら読み続ける。

ラジオを持ち込み野球中継を流しながら湯船に浸かって読む。

ついつい夢中になってダラダラと汗をかきながら読み進む。自分の身体にこんなに汗をかく機能がちゃんと残っていたのかと嬉しい。

汗をかくことが嬉しいのだ。

小学生の時運動会の練習をしながら紅白帽子がびっしょりになった。

大病をしてから汗を流すことなどあったっけ。身体が少しずつ回復している。

汗が嬉しくて思わず長湯をした。辛くてすぐ閉じてしまう本もだいぶ進んだ。

風呂上がり、髪を乾かしながら筑前煮をレンジで温める。

不思議だ。さっきまであんまり怠いからビールを飲んじゃおうと思っていたのに。

別に欲しくない。ノンアルコールのビールにしよう。欲しいのは炭酸のシュワっとしたあの感じだけ。

血の巡りが良くなったからか、不廃物が出てスッキリしたからか、ほろ酔いになって吹き飛ばしてしまいたいほどの気怠さが消えた。

お風呂に入って汗をかく。

これが昨日のメインイベント。