春が始まった

雨が降って朝の散歩は中止。朝から寝室の模様替えをする。

暖かくなってきたので机を窓の前に、ベッドを壁に寄せ、鏡台を窓の脇に置いた。

寒さに弱いので冬はとにかくベッドの位置を窓から離す。そしてエアコンの風が来ないところ。

部屋の中央にでんと、鬱陶しく置いていた。

それをスッキリさせるとフローリングの面積が増え、部屋が広くなったようで嬉しい。

ぐりとぐらが春になったからお掃除しようという話があった。ずっと冬の暗い部屋にいて見過ごしていた埃を綺麗にして最後に窓を開ける。あの話が好きだ。

その気分に近い。

窓の前に置いた机は自分で足をギコギコ切って短くなっている。IKEAの椅子に高さを合わせるため切った。

この机の上には電気スタンドだけで何も置いていない。左隣のカラーボックスに本があり、その上に古い小さなオーディオが乗っかっている。

ここはぼんやりするための場所。

何もしないでボケーっとする場所。

実際に1日の中で何分と座らないだろうけれど。

ほとんどの時間は台所のあるリビングで過ごしている。

でも、そういう場所があることだけでちょっとホクホクする。

春から夏、秋。ここでぼんやりしよう。