昨晩は母を呼んで息子と夫と4人、食事をした。

こういう日に限って朝から絶不調。頭痛と激しい倦怠感にうずくまる。目を閉じて眠っても頭痛薬を二度飲んでも頭痛は治らず、息子が来る4時ギリギリまで意識もぼうっとして使い物にならなかった。

が。

ただいま〜の一声に反射的におっかえり〜っと威勢のいい声を出したその瞬間、スイッチが入るのだ。

あまりに馬鹿げていて単純な、今どきドラマでもありえないこの反応に自分で驚き苦笑する。

嘘でしょ。

息子に仏壇に挨拶しておばあちゃんにカレーでよかったら夕飯食べにこないかと誘ってと行かせた。

食べに来るって。

やはり来るか。来るよな。

最近、母の暴言も気にならなくなってきた。話をすり替えたり、私を馬鹿にしたりされても刺さらない。ゆうとれ。

ちょっとぶりっこして自分をか弱く怖い次女に怯える老いた母だとはしゃぎ語る母は嬉しいのだ。よかったよかった。みんなが笑ってる。

姉抜きで気の毒だったと思っていたら、食後に来てくれた。少し早めのバレンタインのチョコレートを夫と息子に持ってきた。

有名な店の名前に息子が反応する。

最近、他社との食事会の手土産担当だからこういうのだんだん詳しくなってきた。高いんだよな、ここ。

息子はもったいないからゆっくり食べると紙袋にしまい、夫はすぐ箱を開け食べていた。

ん、これ、美味しい!

だから上等なんだよっ。もっと味わって食え。

ビールの酔いの中、家族の喧騒が私を包む。

そして私はやっぱり9時に寝る。