嬉しい嬉しい嬉しい。

もうだめだと思っていた録画用のレコーダーが直った。2011年度製のものだから寿命だと諦めていた。

なんの問題もなく使えていたのに、ある日、突然、再生ができなくなってしまった。予約はできているが再生すると途中で止まってしまう。動いたとしても画面がカクカクして、モザイクがかかったようになり、途中でやはり止まる。

楽しみにしていたIPPONグランプリが録画できず、この日は翌日のラジオ体操を諦め生で観るか、もしくは番組の方を諦めるか。本気で悩んだ。

結局早起きのための早寝を選んだが翌日、TVerで視聴可能なことを知り、大喜びで日曜の午後、夫とゲラゲラ笑いながら楽しんだ。

「録画の、壊れた。観られないよ」

次のボーナスで買おうかと夫は言う。はるか先だ。

クラシックTVも、笑点も、あ、これ観たいと思ったものも、確実に観ることはできない。昭和の再来だ。

きまぐれに過ごす毎日は、その時間にタイミングよくテレビの前にいられることはほとんどない。

今朝、掃除をしていた。テレビの裏側を拭いている時、ふと、レコーダーに手が伸びた。

どうせ買い換えるなら。

壊れてるんだとしたら、ダメでもともと。ちょっとだけ分解して、中身を掃除してみた。ちいさな埃があちこちにあったのを綿棒と化学繊維のハタキで取り去った。念には念をと乱暴に掃除機でガーッと吸い取る。

もとの形に戻し、起動してみた。なんだかいつもより反応ははやい。もしかしたら。

映った!速度も映像も問題なく映る。

直った直った直ったー!直しちゃった!

これまでの録画はできているのに観られなかったものも、すべて正常に観られる。

この弾む気持ち。誰かに伝えたい。

でも夫には当面、内緒にしておきたい。

映画とラグビーとサッカーと警視庁24時なんて録らせない。こんなに苦労して頑張ったんだ、しばらくは私だけのもの。

ふふふふふ。

というわけで、ここに書いた。