感謝する朝

体調を崩した後の寝不足だったせいか、昨日はラジオ体操の会場すぐそこまで行きながら、急に目眩がし、意識が遠くなった。始まる寸前急遽、公園のトイレで休んでいるうち、10分間の体操は終わってしまった。

すごすごそのまま帰宅する。

なんとなく惨めな敗北感で気分が下がり気味だったので、自分をはげまさまねばと開店すぐのドトールに寄って、朝一番引き立てのコーヒーを飲む。

ぼんやりした頭がだんだんしっかりしてきて、悴んだ両手のひらもカップを囲んで持つとじんわり温まる。

目の前の大きな窓からは出勤、登校の人達がマフラを巻いてダウンを着て、カバンをを持って地下鉄の階段を降りていくのが見える。

それをぼんやり眺める。体も心も、頭も、思考も、少しづつ緩んでいく。

ここにこうしていることのありがたさ。

帰ろう。帰って朝ごはんを作ろう。

帰る家がある。そこに家族がいる。そして私は生きている。

残ってるホットケーキミックスとチョコレートでスコーンを焼いた。