荷造り

息子の荷造りはなんとか形がついた。

昨晩、あんまり深刻に荷物の仕分けをして終わらないと、途方に暮れていたので

「ビール飲も。ご飯食べて、ほろ酔いで取り掛かれば気が大きくなっていらないものはどんどん処分できるんじゃない?」

と三人で飲んだ。

心配だ、俺やってけるのかと言う息子に、ダメならダメでここで休憩すりゃあいいじゃん。来たきゃ来る、そうじゃない時は来ない、そのうちだんだん比重が自分ちに移っていくよ。引っ越してすぐここに来たって誰も揶揄ったりしないよ。もし、冗談でもそんなこと口にする奴がいたら私がぶっ飛ばす。心配すんな。みんな味方だ。

こっちも酔った陽気さで笑う。

夫は「とにかく父さんは20日、フルで空けてあるから。」と何回も言っていた。

なんか、この勢いでやれそうな気がしてきた。

食後、ご陽気なまま作業に戻り、そこからがすごかった。

夜中2時半、トイレに起きると隣の部屋のドアが空き煌々と灯りが付いている。

おう。今、終わった。これ、ゴミ。明日出していいかね。

45リットルの袋4つ、びっしり詰まっている。

見てよ、中、ほら。

おぉ、これぞ引越し間際の部屋。らしくなったじゃん。ようがんばった。

まだ服とか残ってんだけどね。

そんなもん、前日箱に突っ込めばいいよ。あんまり早くからやってシワになるよりいいじゃない。

そだな。

明日の朝、起こすからこれ、ゴミ置き場に自分で持って行きなさいよ。

うん。俺シャワー浴びるわ。

 

今日はベッドの搬入と、先日の冷蔵庫のやり直しがある。

母さんもベッドの時来てよ。

なんで。

ベッドの向きとかどこに置くのがいいかとか俺、わかんないし。

私だって知らないよ。

まあでも俺がどんなとこで暮らすか見ておきたいでしょ。

そういうことか。

見に行って大絶賛しよう。

ここはいい。いいとこ見つけたねと、手放しで喜ぼう。

きっと心の底からそう思う予感がする。

それを見た本人もやっぱりここはいい所だったと気持ちが弾むといい。

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今朝6時。日が昇るのが早くなった。