飛び越えたい

とても難しい課題に取り組んでみようと思う。

昨日書いたのは、たとえキツイ言葉を投げかけられてもふわりと受け止められる柔らかいスポンジのように吸収してしまう女性になりたい、だった。

何を言われても痩せ我慢でなく、フフフ、とおかしくなって笑っちゃう、そんな人。

自尊心を傷つけられるようなことを言われて笑われる時がある。

その時どうするか。

これまでそんな時、隠れて泣いたり、紙に書いて昇華したり、怒って反論しようとしたり、自分が傷ついたんだとわかってもらおうとしたり、とにかくジタバタした。

一歩超えて。

ふわりと笑いたい。

あらららら。と思いながら笑いたい。

だからその人と距離を置こうとか、そんな考えも発想も浮かばないほど飛び越えてウフフと笑う。

つまらぬ競争心や承認欲求はいらない。

私が、心地よく生きることにそんなものは関係ない。

つくづく愛だと思う。

愛すること。

愛される喜びもあると思う。でも愛情を注ぐ方が手応えがあって満ち足りる。

自分を愛する、家族を愛する。そこから派生して友達、顔馴染みの店員、すれ違う動物、植物。

ふわふわした大きなスポンジのような心を手に入れるには、自分を自分でとことん愛してやるのが一番の近道なのではないだろうか。

たっぷりと愛情を含んだスポンジから滴り落ちてくる愛。ぽとぽと落ちて周囲に飛び散る。

自分に厳しく律してきた時期が長かったからこれは簡単なようで私にとってはとても難しく怖い試みだ。

だけど知らなかった世界が開けるような気がする。

ほどほどというものをうまくできない癖がある。

何事も極端なのだ。

自分に甘くしすぎてとんでもないことにならないか。破綻しないか、取り返しのつかない自堕落な自分になりはしないか。周りの人がみんな立派で急に自分を嫌いになったりしないか。

怖い。

けど向こう側の世界を試してみたい。

急に方向転換をして転覆してしまうといけないから、ゆっくりゆっくり舵を切っていこう。