手袋をなくした。
夫がご機嫌とりにダイソーで買ってきた暖かグッズのひとつを、もうなくした。
気がついたのは昨日の夕方。朝、ラジオ体操にしていって、、、。
ウウィンドブレーカーのポッケを探る。
ない。
リュックを探る。ない。
どーこやったかなあ。
300円でご機嫌になる女だと思うなよと、悪態をついていたが、あれは装着したままスマホがいじれて便利だった。
そして、身につけてみると夫の不器用な愛情表現と一緒に歩いているようで変な安心感があったのだ。
どこで外したのが最後だったか。
もしやと、ドトールでも聞いてみた。
「あの、手袋なんですけど、軍手みたいな、グレーで、オシャレなものでもなんでもないんですけど、忘れ物でありませんでしたか。」
おしゃれでもなんでもないんですけどと口にしながら、それでも私にとっては結構大事なものでしてと言葉が浮かぶ。
店員さんはファイルを確認し、ちょっと申し訳なさそうに「こちらには届いておりませんねぇ」と答えた。
どこかから出てくるだろうと高を括っていたが、これは本当に紛失したようだ。
昨日買い物はこれが発覚した後だからスーパーでもない。
大事にしないから。
ブツブツ文句を言いながら無くなって慌てる。
夫をもっと労れと神様に叱られた気がする。
富士山、今日はやけに神々しい。