U-NEXTのドラマ、ファーストレディを観終わった。
ルーズベルト、フォード、オバマ各大統領の妻たちが裏となり、表となり、夫を国を支える。
彼女たち自身にも信念があり、時代を牽引していこうとする意識が強いことに驚いた。
差別、女性の意識改革、医療。
違和感を感じたら動く。
批判も揶揄も賞賛も、裏切りも、別れも、一人の人間が受け止めるには破壊力がありすぎて観ていて辛かった。
しかし三人の女達は皆、ぼんやり画面を眺めている私とはまったく違う。
その自尊心の高さ、気位の高さは側にいたらかなわないだろうなあとも思う。
でもそれだけの強さがなければ、あればこそ、世を動かしたのだ。
ほんっと軽い言葉で恥ずかしいが、ありがとう、頑張ってくれて、としか表せない。
役割。使命。信念。
そして家庭。愛。
晴れ舞台よりは苦悩の連続の彼女たちのキャパは私の想像を遥かに遥かに超えているのだろう。
打ちのめされても絶望しても立ち上がる。
政治的なことも、人権も女性の生き方も揺さぶられることはたくさんあったが、10話すべて観て一番強く思ったのは「平凡が許されるってありがたい」だった。
凡人に生まれてよかった
平凡な人生でよかったぁぁぁ…。
激しく闘った彼女たちは美しい。
私は、激しくなく、ゆるく生きたい。
でも凡人にもできることはある。
世の中を変える力も知識もないけれど、意識を少し広げて暮らすと小さな変化はおきる。
ゆるく、強く。
行き着くところは、自分を信じて生きるということ。
おかしいと思うことは黙っていてはダメなんだ。
ちっぽけな行動でも、感じたら動こう。
いい方向に向かうように。