なにを書いているんだろうと時々思う。
私の場合は特に世界に訴えているわけでもない。
具体的なアドバイスもお得な情報があるわけでもない。
訴えたいことがあるわけでもないというのは、ちょっと嘘かな。
誰かに話したくなる小さな幸せ、だけど口にして誰かに話すとその会話によってシュッと消えてしまう程度のささやかなこと。
家族の中で感じた悲しみと悔しさとやりきれなさ。
それを書きながら喜びも悲しみも引っ提げて進んでいく。
書きながら生きている。
ぽんと投げると、ときどき応援や励ましや客観的な視点が返ってくる。
それを受け止めて、頭のなかで転がして、反芻して遠い視点で自分を眺める。
そしてまた進む。
ブログは私のアルバムのようだ。
過去の記事は読み返さない。
恥ずかしくなって叫び出したくなるだろう。
過去の自分が痛々しくもなる気がする。
鼻で笑ってしまうかもしれない。
いつもその瞬間は必死なのだ。
でも必死な姿こそ、離れた視点でみるとユーモラスだ。
日々のあれこれは、通り過ぎるとキラキラしてるというのは、私の場合ちがう。
うわあ。はずかしい。
どこを切り取っても必死丸出しの私は可笑しみを纏っている。