今日は体の方の検診日。
図々しいもので、4ヶ月過ごした病院も、10年目となってくるとそう緊張もしない。
10年経ってやっと緊張しなくなったとも言う。
先日、紹介状をいただいて行ってきたカウンセリングの手応えとあちらの先生のご意見などをお話しする。
カウンセリングを受けたことで自分自身、とても気持ちよくなったけれど、この心地よさに私は依存してしまうのではないか、そんなことも聞いてもらった。
「先生のご意見も伺いたいと思って参りました」
「うーん、現状、僕の個人的な感想って言うとですねぇ・・・。」
じっと先生の目を見入る。
「ま、どっちでもいいのかな、トンさんはご自分をよくわかってらっしゃるしね」
それから天井と私の電子カルテを流れるように見た。
「わっかりました。保留ってことにしときましょう。本当に助けを求めたくなったら行きましょう」
なんと恵まれたことだろう。辛かったらいつでも助けてくれる。空中ブランコのネットのような体制がキープされた。
肝臓やら心臓やら、癲癇やら胆嚢やら。「根本的な解決は無理です」。
でも、うまいこと付き合っていけば長生きは可能だ。
全然大丈夫。
若者言葉で全然・・に対して肯定の大丈夫とはと、違和感を感じていたが、こういうとき使うんだ。
まじ、ぜんぜんだいじょーぶ。
医学は進歩する。こうしている今もぐんぐん進歩している。並走して私も生きる。
強く万能じゃなくてもいいのだ。楽しくお気楽に好きなようにのんびり生存するのだ。