先週の水曜日に予防接種をしたのにいまだに微熱が続く。
前回も一ヶ月はこんな感じだった。まだしばらく続くのだろう。
午後になると7度4分ほどにあがってくる。そうなってくると頭がいつも以上にぼんやりし、家族との会話のテンポが遅くなる。
相槌をうつのがめんどくさくなるので、半分聞こえているのに黙って受け流したりする。
それは逆効果で、二人とも「ね、ね、聞いてる?聞いてる?」と話をさらに掘り下げ続ける。
「べつに機嫌がわるいわけでも、話の内容がつまらないわけでもないのです。これは発熱によるかったるさで反応が鈍くなってるだけですので気にしないでおくんなまし」
あれから毎日こんな感じなのだが、どうも、ワインを飲むと翌日すっきりするようだ。
それも赤ワイン。
白ワインのときはそんなことないのに、ぐっすり眠れるのか何かが違う。
夫が買ってきたワインを誕生日前日の日曜に開け、翌日「お気になさらず。一人で祝うから」と二人が仕事で遅いので、一人100mlのワインを飲んだ。
ふわふわ機嫌よくベラベラ喋って寝た。
「そんなら飲め、毎日飲め。親父の残してるあれ、飲んでしまえ」
息子がニヤニヤ笑う。
「そうねぇ。体のためだからねぇ。頑張るわ。毎日。辛いけど毎日飲むわ」
半分冗談。半分本気。
お酒っていい気持ちになる。よく考えたら50過ぎてるんだ、一人飲みの楽しみもいいかもしれない。
100mlしか飲めないが。
鍛えれば何事も。ふふふ。