お雛様、もうしまわなくちゃならないんだ。
今年は珍しく節分が済んだらすぐ飾ったから例年よりたっぷり一緒に過ごせたが、なんだか泊まりにきていた祖母がそろそろ帰るといいだしたときのような寂しさがある。
かつ、しまう作業が億劫なのもあり、そもそもなんで厄を避けてくださるというのに、ずっと飾ってはいかんのだと思いはじめた。
婚期が遅れると言うのは実は迷信で、片付けもちゃんとできない女の子はお嫁にいけませんよという、現代声高に発信すれば袋叩きにあいそうなことがその理由。
結婚もし、娘もいないわたしには例えそれが本当であったとしても痛くも痒くもない。
一年中飾っちゃいけないのかなあ。
母方の祖母が私の結婚祝いに教室に通って作ってくれた木目込み人形のお雛様。その祖母が亡くなった今、たった一ヶ月と言わず、せめて桜が散るころまでもうしばらく居てほしい。
一年中雛人形を飾る!?
ちなみに、しまい忘れるどころか一年中飾るという選択も、あながち間違いではありません。 木目込み人形や、小型のケース飾り、立ち雛など、インテリアとして雛人形を飾っている家庭もあるのです。 災いや厄の穢れを移すという人形信仰が元になっている雛人形。 初節句のお雛様だけでなく、大人になってからマイお雛様を買われる方もいらっしゃいます。 お家の守り神として考えれば、一年中飾るのもアリですね Copyright (C) Komari Ltd. All Rights Reserved
諸説あるだろうが今後、私はこれでいくことにした。
この記事に辿り着いた時点ですぐ検索はやめた。違う恐ろしい説を読んでしまったらぐらつくので。これをもって私の正解にする。
わーい。
おばあちゃん、明日帰るのやめたってぇ。