私は5等星くらいかな。
もっともっと小さな名もない星のかけらかもしれない。
限りなく広がる宇宙に燦然と輝く星は、一等星。
名前や神話のある星座と星たち。
羽生くんやメディアで活躍するアイドルも、国の党首も、作家も詩人も画家も、有名になる人はその定めのもと地球に降りてきた。
私の知らない努力と涙と緊張感と栄光と手応えと。
そう生きると決めてきたのかもしれない。
広く世界を照し、大きく影響をあたえるお役目。
いいことばかりではなく、強い光には深い暗闇もある。
苦しさも人一倍かもしれない。
でも覚悟をもってそのお役目を引き受けて生まれてきてくれた。
この数日気分が晴れないとき、本もラジオもテレビもドラマもわずらわしくて、それでもなにか寂しくて、なんとなく流しとくかくらいの気持ちでサンドウィッチマンさんのお笑いライブ配信をぼんやり眺めていた。
しゅわしゅわしゅわっーっと、放心状態の頭と心にそれは入ってきて、きがつくと一人、ふふふと声をだしていた。
尊いお仕事だ。
彼らは私が落ち込んだ時のためにコントをしたりしてないだろうけど、羽生くんみたいにピカッと照らしてくれた。
布袋さんの音楽。
中島みゆきさんの歌。
意識してないものが時々私に光をくれる。
ああ、スターってそういうことか。。
私はもっと小さな小さな光。
照らす範囲も行動する範囲も半径500メートルくらい。
それでも、だれかのなにかを知らず知らずホッとさせる存在でいられたら。
それが私の喜びだ。
生きる意味になる。
ぬわんて。
私が私の中の本当の自分のために過ごすこと。
あちこちキョロキョロしないこと。
自分の声を聞くこと。