犬の散歩

体調は絶不調なのに、何か少しづつ人生はいい方向に向かっている気がする。

きっと自分の中のがんじがらめだったルールを少しづつ緩めているからだろう。

あれやらなくちゃこれやっとこう。ああ、天気もいいから散歩もしたい、洗濯だって。

曇りの日はそれはそれで、こんな日はコトコト何か煮たいなあ。

思いついたことを全部やらないと、ズルした気になる。

そしてやたら思いつく。

これは自分の日々の過ごし方に手応えを求めるから。

 

昨日、今日はお天気だけどAmazonでまったりと書いてとても気分が良かった。

そう宣言すれば、そう過ごすことが正しいような気がして安心して観ていられる。

それでも2時半ごろ、ああ、寒くなる前にちょっとだけ外気を吸いたいと家を出た。

家族に内緒で外苑前までイチョウを観に行っちゃおうか。

こっそりそんなことを考えて歩き出したが、やっぱりすくしんどい。近所のスーパーでサツマイモとチーズを買って、隣のユニクロで裏起毛の白いスウェットとヒートテックの靴下を買った。

帰り道、それだけで満足しているココロに気が付く。

なんだ、天気がいいから散歩!なんて気負わなくても私って、ちょろっとその辺歩けばもうそれで十分なんだ。

お向かいさんちの子犬の散歩と似てるとおかしくなった。

「外に連れてけ連れてけってうるさいくせに、連れ出すと、もうすぐ帰ろうっていうのよ」

 

そんなにあれこれきっちり予定を立てなくてもちゃんと納得いく日になる。

遠くに行かなくても、あれこれ料理を作り置きしなくても、大丈夫。

気分のまんまが一番いい。

日向ぼっこをしながらこの記事を書いていたら、換気で開けていた窓から風がふわっと顔に当たって気持ちいい。

まったりのんびり。

ええのう。

 

私と息子の合言葉。

まったり、のんびり、うだうだ。

いい言葉だ。

あと、だらだら。

ぬくぬく。

いい響きだねぇ。