自分の足で立て

夫に吐き出してからと言うもの、それでハイ、元気、スッキリ解決ってわけにはいかないのが厄介なところでして。

これまで隠して「陽気に元気に」とテンションをあげつつ、それによって自分自身にもエンジンをかけて1日1日を、誤魔化しながらやってきたのだと、今になって思う。

「大丈夫、何があっても大丈夫だから」

せっかく夫が言ってくれるのに、もやもやする。

その言葉を聞いて安心するくせに。腑に落ち切ってないのかもしれない。

安心し切るのが怖いのだ。

あんまり簡単に大丈夫大丈夫と連発されているうちに腹が立ってくる。

消えない不安を抱える自分のしつこさにも嫌気が差す。

「せめて精神だけでも元気にならなくちゃ」

それがうまくいかない。

ちょっと前にはできていたのだからこれは甘えだろう。

今朝もつい

「苦しいんだよ、気持ちが、大丈夫大丈夫って言われれても不安で苦しいんだよっ」

と、やってしまった。

突っ張ってたものを、一度緩めてタガを外すと厄介だ。

ガタガタガタっと力が抜けて転げ落ち、どこまでも駄々っ子のようになる。

息子のまだ寝ている朝っぱら、ベソかく自分、情けなく、それも落ち込む。

背中をトントンと叩かれるがまま、じっとしていた。

「もっとトントンしてくれえ」

心の中ではそう叫んでいたけど、それを口にしたら自己嫌悪と恥ずかしさで崩壊してしまう。

カッコ悪いぞ、私!同情されたいんかっ!よしよしされたいんかっ!

自分で立て!甘ったれるんじゃねぇ!

ハァ〜〜〜〜〜。