高知の友人から自家製のお味噌、お米、ナス、きゅうり、オクラが届いた。
もと農家で今は自分たちの食べるものくらいだと言うが、大きな段ボールにどかーんと入っている。
どんよりしていたところに彼女のエネルギーが注入される。
気持ちが湧き上がり、ナスは天ぷら、オクラとナスとピーマンで南蛮漬けにする。
包丁を入れた時の瑞々しさと野菜の濃い香りが違う。
きゅうりを齧る。
なんだろう。いつものきゅうりと全然違う。エグ味も青臭さもない。
ほとんどが水分だから、きっと水が美味しいのだ。
水の美味しいところで作ったきゅうりだから美味しいのかもしれない。
東京はなんでもあるというけれど、こんな贅沢、日常にはない。
私を思い出して箱に詰め、郵便局まで持っていってくれた。
嬉しいなあ。
これも贅沢なことだなあ。