さようなら グレズルタイム

長い長い私のグレズル生活もついに終わりを迎えた。

秋からシーズン17を放送するそうなので、てっきり16まで配信されているんだと思っていたら、14シーズンの最終エピソードが終わるといきなり他のドラマの宣伝が入ってきた。

そうは甘くない。15、16くらいは自分で購入しなさいよということなのか。

Netflixではここまで。Amazonプライムで検索すれば課金すればこの先も見られる。

さあどうする、ここで私のグレーズアナトミー愛が試される。

ケチな性分で、頭の片隅に「待っていればいずれ15.16もNetflixで無料配信するだろう」とちらつく。

どうせ、このドラマに目覚めたのも、散々話題になった後からだった。今更、最先端視聴なんて望んでいない。

しかし、毎日のように見続けていたドラマの中のキャラクター達にもう会えないのか。

せっかく嫌な奴だど思っていた登場人物にも愛着が湧き、困難続きだった主人公も成長し魅力ある女性になり、たくさんの伏線も楽しみになっていたというのに。

離れたくない。

学校の先生が担任したクラスの生徒たちと別れる時は、こんなもんじゃないだろうなあ。

 

とりあえず、課金して先を観るのはしばらく保留にした。

さあてと、次の心の友を探そう。

映画よりドラマがいい。チョピチョピ、長く付き合いたい。

アマゾンと違ってネットフリックスはレビューがない。だから、自分好みのものを見つけるのは、勘。

今急上昇とあっても、今頃グレイズアナトミーにハマり、流行りの音楽にもついていけない私にはそれはピンとこない。

強い女性が主人公、コメディ、ヒューマン、それらのカテゴリーをもとにいくつか選び、予告を見る。静止画でそうでもなかった中年の男が小憎らしい台詞を言ったり、愛犬に愚痴ったりする姿が動き出すと『この人好きかも』となることがある。

ラブロマンス、ラブコメディはどうも興味が湧かない。若い女の子が幸せになるまでのシンデレラストーリーなんて、昔は大好物だったのに。

生徒には人気者の中年女性教師だが、人付き合いが下手で父兄や校長とぶつかり、子育てにも悩まされつつ繰り広げるデンマークのドラマも気になる。

シーズンはいくつあるのか。たくさん続いていれば人気があるということだろう。

結局最後は人気があるかに頼る。

勘とアンテナと世間の人気と。

昨日の午後は秋の友達を探すことで終わった。

今朝、目覚めて思ったこと。

やっぱり、あっちの嫌われ者の中年おじさんにしよう。

起きてすぐに、頭は痛くないか目眩はしないか吐き気はどうなったと身体にアンテナを張り巡らすよりずっと、幸せな秋の目覚め。