ご報告が遅くなり申し訳ありません。
息子は金曜日に無事退院いたしました。
病院から1キロの距離の家まで歩いて帰ってこられるほど元気です。
痛みはやはりまだあるようで、よくドラマで見たのと同じように、冗談を言うとゲラゲラ笑いながら「やめて笑わせないでくれ」と悶えております。それでも食欲も旺盛ですので心配はいらないようです。
「俺、今回入院してよかったよ」
テレビも見ないで過ごした数日間に、色々と就職に対して深く考えることができたそうです。
どう深く考えが至ったのかは教えてくれませんが、何か方針が定まったと申しております。
そうそう。病院から戻ってきての変化について。
朝、起きるやーん。
そして歩くやーん。
病院では強制的に決まった時間にカーテンが開けられ、朝食になります。家ではぐうたら10時過ぎに起きてきて気ままに暮らしていた息子も、すっかりこのリズムが身体に染み付いたようで、8時過ぎには起きてきます。
もう一つの歩くやーん、は、毎日家にこもりっきりで、用事のない日は朝から晩まで食事以外は部屋に籠もっていたのも、解消されたと言う喜びです。
主治医から「とにかく歩いて。盲腸は歩くのが一番だから」と言われたのを、真面目に守るべく、朝食後に30分、夕飯前にも30分、家の前の緑道を往復しています。
夕方帰宅するとそのままシャワーを浴びるという、なんと健康的な生活!
「なんか歩くとやっぱり気持ちいいな」
二週間前の本人の口からこんな台詞が聞かれるとは思ってもいませんでした。
ありがとうっ先生っ!
できれば次回外来の時に、「この歩く週間はずっと続けましょう」と是非、言っていただきたい。
長々と書き連ねましたが、平和な日々が戻ってまいりました。就活も月曜から再会するそうです。
ありがとうございました。
追伸
入院中、とてもじゃないけど肉なんか食べられないと言う息子の言葉を真に受け、めんどくさいのに豆腐と人参、ひじき、枝豆、鶏ひき肉を油揚に詰めて甘辛く煮たのやら、魚の煮物やら、とにかくお腹に優しいものをたんまり作り置きしたわけなのです。馬鹿母は。
しかし、青年は帰宅した日こそ「まだあんまり脂っこいのは・・」としおしおしていたものの、翌日になると、肉を欲し、豆腐云々への需要はなく、そしてさほど喜ばれず、たっぷり作った油揚たちと、お肉とが冷蔵庫で同居する状態でパンパンです。
当分、夫の遅い夕飯に使っていくつもりです。