アボリジナルアート展

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息子が干し忘れた洗濯物を渋々二階のベランダに干し、新宿伊勢丹に行ってきた。

アボリジナルアート展を昨日の12日から新宿伊勢丹でやっている。

朝のラジオで、企画代表の女性かゲストとして5分ほど、その作品の魅力、先住民としての彼らの文化と歴史を話しているのを、毎朝うつらうつら聞いているうちに次第に興味が湧いてきた。

1970年になって初めて市民権を得て、絵具とキャンパスと言うものを紹介されたアボリジニ人。

それまで文字を使わない彼らにとって、描くと言うことは、アートではなく、生きていくための伝達手段であり、同時に大地、自然と関わることの誇りや喜びを表現するものだったという。

自分たちが偉大なる大きなものとつながっていることを確認する為に行う儀式として絵を書き残す、そんな民族が今も実際にこの地球上で生きている。

現代のアボリジニ人は狩猟採集民として、狩に行きながらその足でスーパーに行き買い物もするという。若者達はYouTubeも楽しみブレイクダンスを踊って喜んでいるという。

そんな魅了的な彼らの息遣いに触れたいと思った。

飛行機に乗ってこの日本にくるのはまだ難しい彼ら。

オーストラリアの砂漠で移動生活をしながら大地と繋がる暮らしをしている彼ら。

どんな色使いを

どんなタッチを

どんな構図を

まるで想像がつかない。

いかなくちゃ!

 

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載せておいてなんだが、

写真じゃあ伝わらない。

私も、事前にインターネットで予習する際、作品を画面越しに何点か見ていたが、実際に目にしたものはもっと緻密で繊細で、なのに大らかで力強く、素直。

そして圧倒的なエネルギー。

エネルギーが強いのだ。

このところ疲れが溜まっていた身体がグングン吸いとっていくのがわかる。

力振り絞って出かけてよかった。

 

 

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