今日、お話したいことは一つ。
病院に検査に行ってきた。そのことのみ。
聞いて欲しい。
結果がその場ででる。
実を言うと、この検査の予約を先生が入れたときから憂鬱だった。
悪いんだなぁ。。きっと。
わかるんだ、自分で、なんとなく。
以前初めて受けたとき、想像を絶する悪さにしばらく病院の廊下の椅子に腰掛け放心状態だった。
こ、こんなに・・・。
それからどう立ち直ったか、どれくらいで吹っ切れたかよく覚えてないが、とにかく
「そうなってしまったものはしかたがない」
と、開き直ったことだけは確かだ。
その検査である。あれから薬を増やしたりはしたものの、そう、劇的に良くなることのない症状と言われている。
・・・進行してるってこともあるよな。
今度の結果が悪かったら入院させてもらおうか。
家族の誰にも言わなかったが、相当覚悟しての今日だったのだ。
前置きがダラダラ長いが手っ取り早く結論を言うと「そう、思っていたほど最悪じゃなかった」。
正確にいうと、もっと悪化しているかとビクビクしていた割にはしていなかった。
つまり、よくも悪くもなっていないのであって、厳密にいうと薬の効果は見られない。
でも、ホッとした。
検査結果の紙をもらって検査室を出るまで、まるでテストを返してもらったときのようだった。
着ていた衣服をごちゃっと掴み、急いでドアノブを回す。開かない、開かない、あ、鍵、鍵がかかってるのか。
外に出て目の前の長椅子に荷物をドサっと下ろした。
息を止めるように、すぐ、用紙の一番下を見る。そこに、結果判定があるのだ。
点数で言うと65点というところか。よかった。
ヘナヘナと力が抜ける。
もちろん平均点以下である。決していい結果ではないが、内心30点くらいかと思っていたので、まあ一安心。
これ以上悪くならないよう頑張ろう。
もうどうにでもなれと、半ば投げやりになりかけていた気持ちにも歯止めがかかった。
ちゃんと、真面目に治療に向き合っていけば大丈夫。ちゃんとやろう。
私は大丈夫。
いろんな意味で大丈夫。
これからもっともっとよくなる。
65点の平均点以下なのに、少し晴れ晴れとした強いエネルギーが湧いてきた。
私は大丈夫だ。