クリスマス直前の日曜日

 

息子のクリスマスプレゼントに、ニトリのNウォームの敷きパッドを購入。先々週、家族3人このシリーズの掛け布団カバーを買い、3人揃って口を合わせて「あれは凄い」と絶賛。そして3人揃ってこのところ微妙に朝、起きる時刻が遅れている。そんな危険なNウォームを、しかも一番寝坊助の息子に更に買い与えてよいのかとかなり迷ったが、確実に喜び、値段も手頃となると、どうしてもこれしか思い浮かばない。本当はもう少しじっくり考える予定でいたのだが、姉のプレゼントをもう一度選び直す案件が入ったため、ここは、もうこれでよしとした。

夫に車で店まで連れて行ってくれと頼む。

「なに買うの」

「N ウォームの敷きパッド、迷うからもう息子はこれにする。間違いなく喜ぶから」

「えー、いーなー」

彼には会社通勤用のBluetoothのイヤホンが買ってある。ちょっと奮発した。ので、この呟きは無視。

店につき、目的の商品をみつけた。

「そうそう。これこれこれ。いいな、これに上下挟まれたらもうたまらないよな」

そう言って棚から一つ持ち出し、カートに入れる。

そして、もう一つ持ち出し、抱える。

「・・・欲しいの?」

「うん」

目が、もうすでに喜んでいる。

「じゃ、あなたには別のが用意してあるから、これ買ったら息子が帰ってくる前に自分でささっとセットして黙っていてよ」

「うん!」

負けてしまった。

 

後から考えたらイヤホンを7月の誕生日まで取っておいてもよかった。