昨日は絶不調であった。
寒くて寒くてホットカーペットをつけた床にガウンをかけて寝転びほぼ1日そこで過ごす。
とにかくだるくて足に力がはいらない。
お腹が痛い。そして発熱。
このところ調子がよかったのでこの感じは久しぶりだった。
頭の中で「懐かし〜いぃ、痛みだ〜わぁ、ずうっと前に〜」と聖子ちゃんの歌が流れる。
そうだそうだこんな痛みだった。
そんな日に限って母が「お姉さんがお休みだから一緒にご飯を食べよう」と言う。
「ありがと」
迷わず返事をした。ここでちょっとでも「え・・どうしよっかな・・。」などと間をおけば、すかざずその表情を読み取り「何よご飯くらいいいでしょ」と機嫌が悪くなる。
夕飯までになんとか回復しておかねば。意識はそこに集中しだす。
読書でもと思うが立ち上がるのも億劫、本を支えてページをめくるのも力がはいらない。
こういうとき電子書籍っていい。
寝転んだままiPadのKindleを眺め、ときどきスーッと指でやれば先に進む。
本に飽きたらU-NEXT、また、本、そしてうとうと。
「大丈夫かよぉ、夜やめたら?」
息子が言う。
「だいじょうぶ、これは経験のある痛みだからわかる。だいじょぶだいじょぶ。おばあちゃんに具合悪いっていったらワイン飲めないからね、あの人心配するとまたパニックになるからだまってて。ワイン飲むために薬、飲んでないんだから」
なつかしぃいぃぃ、いたみだぁわぁぁぁぁ・・・♪
今度は声をだして歌う。
今日が最後の日だと考えたら家族フルメンバーの食事はかけえのない時間だ。大事にしようと思う。
最近よくそんなことを思う。
最後の日だと思うと。
いや、別に急に深刻な病状になったとかでなく、そんな年齢なのかしら。
危篤になったことがあるからそんな意識がつよいのかもしれないです。
宣言通り、酔っ払って夜中に気持ち悪くなって、お腹下した。
それでも笑い、楽しく過ごせた。相変わらず母との食事は下手だが、楽しいと思えた自分がうれしい。
今日は元気に回復している。
昨日のダメっぷりを取り返すかのように芝刈りもできた。
夫がゴミを出す側で庭を掃く。
夫婦で庭であれこれやるほんの数分。
満ち足りている。
この瞬間、この感情。こういうのを味わうために私は生まれてきたんだなあ。
どこにも行かないゴールデンウィーク、満喫中。