かさぶた

どういうわけか自分でもよくわからないままブログを書く気にならない日々だった。

書いてるってことは曇り気分はもう晴れた。

息子のこともうまく解決したし、ジムに通い出すなど画期的な喜ばしいおまけもついてきたというのに。

私の方は新しい方針が立って、望んでいる方向に前進する準備が整いつつあるというのに。

なんでだ。

体調が悪いわけでもない。

何も浮かんでこなかった。

 

3日たってようやく思い当たるのはやはりメンタルケア科でのやり取りにぐったりやられたのだろう。

精神科に行くことが辛かったのではなく先生のリアクションが。

病状に関して身体に出ている症状を聞かれ答えた。

「ああっ・・そうですか・・そうですか・・あぁ・・・」

明らかに落胆している・・。

その反応に「え、私、そんなにひどいの、これ」と感じつつも話し続けた。

内科で担当してくれている先生は私と対面しても血液検査を見ても

「ま、こんなもんでしょ」

と穏やかだったので、そんなもんなのねと安心していたが。違うのか、やっぱり。

そしてそれをそばで若いドクターが無表情で私の話す一言一句をカルテに入力している、その感じも嫌だった。

恥のかき捨てで心の中の闇も洗いざらい赤裸々に語った。

それを学生ドクターがじっと記録する。

この二つが結構後からじわじわと効いてきた。

紹介状を書いてもらう先の病院は、むしろ初めから行きたいところだったから展開としてはいい方向だ。

私の病気の第一人者だそうで、医者が自分の家族がこの病に罹った時、診てもらいたい先生だと紹介している。

全体を見渡すと、やっぱりいい方向に流れている。

ちょっとその移行手続き中、擦り傷ができたんだ。

3日たって擦り傷もしっかり瘡蓋になってきた。

そうかそうか。

あれを引きずっていたんだな。

 

気持ちが傷ついたり動揺した時、いつもその場で気がつかない。

なんとなぁく、もやもやしたり悲しくなったりして後からわかるのだ。

鈍いなあ。

どこかに「あ、いま、この言葉のこのニュアンスに反応してます、落ち込みレベル4、やや強め、今日は自分に甘く!」とか知らせてくれるセンサー、あるといいのに。