淡々と過ごしている。
感情の起伏が無いのは精神が安定しているからか
それとも下降しているからか。
それでも「こんなもんだよ、生きるって」と自分に言い聞かせている。
ネットフリックスで海外のドラマをずっと観ている。
夫があんまり夜中まで観るので解約した。解約しても来月の支払いまでは観ることができると言うので、せっかくだからそれまでの間にと一つのドラマを観たら、どっぷりハマってしまったのだ。
彼が夜中にこっそり観ようとしたとき、「あれ?あれ?」と解約済みになっていることに気づけばよい、ウッシッシとこっそりやった仕業だが、見事、ミイラとりがミイラになってしまったわけだ。Netflixの方こそ、思う壺、ウッシッシとほくそ笑んでいるに違いない。
シーズン12まできたが、先は長い。シーズン17まである。
グレイズアナトミー。
「おヌシ、今日もグレズってんな。よいよい、グレズれ」と息子が笑う。
ずっと観続けていると、当初は嫌悪感を感じた、登場人物たちがなんでもズバズバはっきり言い合う激しさにも慣れてきた。
ぶつかり罵りあい、だからと言ってバッサリ関係が切るのでもなく続く関係。
あれ、その人のこと嫌いなんじゃなかったの?というような相手に何事もなかったかのように話しかけ、食事に誘う。わだかまり感ゼロで声をかけるのは外国では普通なのだろうか。日本でも普通なのだろうか。
人と人の繋がりって大事大事と気を遣う必要はそうないのかもしれないな。
親にも姉にもつい、傷つけないようタイミングや言葉を選ぶ私からしてみれば、激しくぶつかり合うなんてことは恐ろしくてできやしない。
そんなことができるのは夫だけ。
一番ムカついて、一番気を使わない。一番甘ったれている。
いちばん大事にしなくちゃならない人なのに、ついやってしまう。
なんかムカつくんだよなあ。
スケールデカくなりてえよ。