本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ながいことお休みをしておりました。
長い長い休暇でございました。夫の。
そして今日も家にいるのです。夫が。
暮れの健康診断で尿酸値がひっかかり、今日は休暇をとって大きな病院に相談に行きました。
結構ムチャな暴飲暴食をするのですが、ちょっとでも痛いところがあったり今回のように検査で要注意をもらうと、すぐ、医師のもとにかけつけます。これは私にはない真面目さで、ありがたい彼の特性です。
私は不調が普通というところがあり、ちょっとやそっとじゃ動きません。
たいしたことない。寝れば治る。まだ大丈夫と言いながら騙し騙し動いてしまう。
そしてあるとき、ドタッと倒れるので始末に負えない。
今年からは自分の体を姫のように扱おうと思います。
姫を見守る老婆やの気持ちになって、大切に大切に休ませたり、美味しいもの食べさせたり、ときには喜ばせたりして慈しんでやるつもりです。
正月はてんやわんやでした。
一日は姉につきあい、帝国ホテルにお茶を飲みに行き、地下のアーケードを流して華やかな気分を味わいました。
二日はラグビー観戦に行く夫とその友人達のお弁当を四人前作りました。
三日は夫の父親との食事。
喧嘩をした直後なだけに夫婦そろって神経を使い果たし、四日は二人揃って家でゴロゴロ。
五日は義父の携帯の機種を研究するため、近くのdocomoショップに。
そして六日、義父の携帯電話契約に付き添い。なぜか私も。
「トンさんも行くでしょ」
「・・・ふたりの方がいいんじゃないの」
「行くでしょ。」
「・・・(すでに体力の限界、目眩や下痢がみられる・・ので家にいたいなあ・・)そうだねえ・・」
「来てよ」
ありがたいことだなあ。求められるということは。
ついつい、いい気になってついて行ったのですが、これが覚悟していたよりもはるかに大変な騒ぎでした。
なにしろ、85歳にして携帯デビュー。電話のかけ方も充電の仕方も、文字の打ち方も初めてです。
しかもその昔、鶴のマークの飛行機会社のエンジニアだっただけに、自分は機械には強いという認識があるので、いわゆる「ラクラク」な機種は必要ないと言い張ります。そのプライドも大切にしつつ、さりげなくかつ強引に「絶対これが使いやすいと思います」と、ラクラクなものを勧め機嫌よく納得してもらうまでが第一関門。
次に契約内容の説明、立ち合い、契約。
初期設定と電話帳の登録をし、1を押せば長男、2は次男である夫、3は今住んでいるシニアホテルの事務管理室に綱がるようにし、テスト通話とテストメールのやり取りをするまでが私に課せられた使命です。
すべてをやり切った頃にはとっぷり日が暮れておりました。
疲れたけれど、なにかをやり切った妙な充実感に、帰りの車の中、夫とふたり高揚し「今日は飲もう」と喜び合った1日でした。
翌日7日、やっとの仕事始め。
夫息子を送り出しほっとした途端、同時にどっと疲れがでたのか、なにもやる気でず。
心の中ではあれもこれもと、ブログに書きたいことが溜まっているのに、文賞を打ちこむ気力がまったく湧いてこずなのです。
翌日になっても同じ。
本を開いても読むことができない。テレビもみられない。ただただボーッと腑抜けのようにボリボリお菓子を食べ、過ごしておりました。
そして今日です。
やっと戻ってきた感じです。
いよいよ私自身の新年が始まります。
無理をせず、変な努力や頑張りはしないで、でも、投げやりにはならないで。
自分をかわいがって。
そんな一年にしようと思います。
皆様にも素敵な暮らしが待っていますように。