ご飯のことばかり考えているとこの前書いたが、実際そうなのだ。
朝、夫と私が7時半ごろ食べる。息子が10時過ぎに起きてきて食べる。
息子の朝食は私たちが食べた味噌汁やら卵焼きやらに、納豆なんかを勝手にやってくれる。
夫が出社していた頃は、昼もこんな調子で、それぞれ時間がずれた昼食を適当な時間食べたい物を食べていた。
しかしテレワークが始まるとそうもいかない。
「じゃ、がんばってきますんで。今日は会議があるから、お昼は・・そうだな、1時で。お願いします」
「いってらっしゃーい」
1時で、と言われてしまうと、1時に!と思う。
なんだか子供の頃「お母さんが帰ってくるまでにこのページまでやっておきなさいよ」とドリルのページに印を付けられたときのことを思い出す。
宿題を早く済ませねばと、普段より早めに台所に立つのだが、息子一人のご勝手にと違い、やはりなにかしらそれらしい物を出さねばならない気がしてくる。
相手が働いている姿を一日中見ていると、心置きなくぐうたらはし辛いものだ。
私も真面目にご飯作ってまっせと、つい頑張る。
昼が終われば夜がくる。
相手が出先であれば昼食になにを食べていようがお構いなしに、肉でも魚でもカレーでもと作るが、それも違ってくる。
手抜きに見えなくて、手間がかからなくて、時間が経っても温め直しすればいいもの。
そんなことがいつも頭をぐるぐるぐるぐる回り続けている昨今でこざいます。
昨日はハンバーグだった。
冷凍庫から解凍した挽肉は300グラムだった。男チーム二人分だったので200gだけ使って焼いた。
季節外れの豚汁にレタスサラダ、そしてハンバーグ、冷奴。
あらかた用意して夕飯前にシャワーを浴びる。
・・・・ハンバーグ、息子にはあれじゃ足りなかったかしら。
頭を洗いながらふとそんな気がした。
玉ねぎやパン粉で膨らんで、草鞋のように大きなものが二つできたが、実質一人100g、夫はいいとして、青年には少なかったかもしれぬ。
作り置きの煮豚を切って出そうか。でもこれからスライスするのもめんどくさい。
味はさておき、ボリュームだけ出ればいいやと、残っていた挽肉をそのままギュウっと押し寄せ、上からケチャップとウスターソースを混ぜたのをかけてレンジで3分半チンして、息子の皿に付け足しで乗っけておいた。
結果。
「なにこれ、今日の、マジうまいじゃん」
と絶賛されたのはまさかの、ギュウッチンハンバーグなのであった。
「俺、これくらい肉肉しいほうがいい」
なんだ、それは僕のには乗ってないぞと、夫がキョロキョロする。
こ、これでいいのか。これが、いいのか。
わからん。
わからんが、今後、採用。