休息

なにに拗ねたわけじゃないけれど、昨日の朝、思いつきで今日は休息日と決めた。

夫は水曜恒例の飲み会で夕飯はいらない。

私の、休息日。

私を労る日。

やりたいことしかやらない。働かない。無理しない。生産性を求めない。

いながらにして温泉療養の日。

そう決めたところで常日頃ぐうたらしているものだから、たいしていつもと変わらない。

それでも「そういう日」と心に留めると開放感があった。

唯一いつもと違ったのはごろ寝をやめてベッドで横になったこと。

ちょっと休憩、ちょっと一休みと食後、そのまま床にゴロンと体を倒し、動画などを見て過ごすかわりに、ベッドの上で過ごした。

本を読みながら眠くなると目を瞑る。ラジオを聴く。ラジオをつけたままiPadソリティアをする。意味もなく過ぎていく時間。

入院していた時の午後のようだった。

誰とも話さずラジオの音と読書とゲーム。夕飯の献立も母のところの差し入れも考えない。

誰のためにも時間を使わなかった。

6時過ぎに風呂に入った。

朝、やさぐれていた時点では今夜はビール飲んでやろうと、反抗心のようなものがあったのが、どうでもよくなっていた。

酔っ払ってしまいたいだけだった。

体と心が満足した夕方、食べたいと思ったのは鮭の塩焼きと鶏胸肉とブロッコリーのサラダにきゅうりとカニカマ、梅肉、チーズとカボチャの煮物だった。

ノンアルコールで若草物語を観ながらまったりまったり一人ご飯

ひまわりがあとちょっと。夏がくる。