一緒に不安にならない

息子は「終わらなかった」「緊張する」「どうしよう」を繰り返すのは相変わらずだが、早くもこっちに耐性ができてきた。

このブログで狼狽える私に、大丈夫大丈夫、私もそうだった、今は準備期間と、皆様がコメントで励ましてくださったことがかなり大きい。

誰かに大丈夫って言ってもらうってこんなに安心するんだ。

本当にそのおかげで落ち着きを取り戻しました。ありがとうございます。

 

掘り下げて考えてみれば、あの子がどんなに初めての世界で苦労しようとも、それは彼の成長の過程で必要なこと。

もっと突き放せば、彼の、人生。私の問題ではないのだ。

もともと、私は体が弱く子供は無理と言われており、やっと授かったと思ったら流産をしている。

もう諦めようかと思ったところにやってきてくれたのが息子である。

そしてまたもや切迫流産。

また流産か・・・のところからなんとか踏ん張ってこの腕に抱いた。

私の人生に子育てがあるということ、それだけでも奇跡なのだ。

存在しているだけで、ありがたい。

つい、引っ張られ、一緒に悲しんだり不安になったりするが、それも母親業の醍醐味。

心配不安は本人に任せ、私自身は母としてのこの経験も楽しもう。

 

昨日の朝も

「ああ始まる・・大丈夫か、俺」

と情けない声を出していた。

「まあだ、言ってる。心配すんな、新入社員、あるあるだそうだ!」

晴れやかに笑って返せた。

「あなたは心配性だけど真面目だし、怒りっぽいけど反省したらごめんねって意地張らずに言える素直さもあるし、何よりユニークな存在だから、きっとそれを面白がってくれる人が現れるよ。大丈夫。」

根拠のない自信でそう加えた。心の底からそう思えた。

「そうかなあ」

「そうだよ。素直に心を開いて。真面目にやってれば大丈夫」

まだまだおっかなびっくり。

がんばれ、新入社員!

 

本当にありがとうございました。