息子がAppleから新しい端末が出たってよと教えてくれた。
我が家では私と息子がApple信者。
元々私は会社で使っていたWindows派だったのだが、友達の旦那さんが「Windowsのセンスの無さは僕には信じられない・・ふふ・・」と呟いたことで興味を惹かれた。
彼曰く、(と、人のせいにする)美しくないというのだ。今でも何がどう、美しくないのかピンとこない。(と、自分はWindowsも好きなんですぅと媚を売る)
どうも、初めての人でも使いやすいように、ありとあらゆるソフトが入っていたりするあたりのことを言っていたらしい。
そのありとあらゆるがあったからこそ、パソコンって面白いと思っていた私は、使い方もわからないまま、新たな世界への憧れで切り替えたのだった。浮気。
知らない世界はどういう事になっとるんじゃ。浮気。
だから私がApple信者ですと言うのは、いささか嘘くさい。
正確には、どっちでもいいんだけど、一回アップルにしたら、cloud機能の便利さで引き続きそれを使い続けているんです。それに、iPadとかいろいろ「使ってみたーい♪」と思うようなデバイスが出るんだもーん。それとパソコンがクラウドでか瞬時に同期されてるのとか、すごい〜という、ただのミーハー・・・と、表現するのが正しい。
つまりパソコンに向かって自分の思いをつらつらかくのが好きなただのオタクなのだが。夫はここに気がついていない。
妻は文章を書くのが好きな人と、何か美しく微妙に勘違いをしている。本当に文才のある人はどんなノートの切れ端でも書かずにはいられないはずである。
息子の知らせは端末の新製品発売についてだったので今一つ興味をそそられない。
「ふうん、でもそれってまだ5Gには対応してないんでしょ」
「おや、5Gとか言っちゃって。わかってるのか5G。あれは秋頃だろ。」
「私、5Gってのは欲しいのよ」
「持ってどうすんの、家でWi-Fi繋がってれば意味ないでしょ」
確かに。確かにそうだ。携帯は電話とLINEができればいい。
しかし、世間で言うには物凄いスピードでダウンロードできるらしいじゃないか。うわーホントだー早いーと、この目で、体感して感動したいではないか。
「iPadが5G対応になると良いのに。外で使うときにいいじゃん」
「外で何すんの」
「文章書く。ブログとか。よく会社員の人とか、パソコンで仕事してるよ、iPadでやってる人もいるもん」
「いつも家でやってるやん、要らぬ要らぬ」
だよな・・・・。
「えーと、・・公園で映画観る!」
「なんだそれ。いらんだろう、いらんいらん。必要ない」
「公園でネットレンタルしてダウンロードして、その映画観ながら、サイトから注文したデリバリーのコーヒー飲む!」
「子供かっ!要りまっせん」
ドワッハッハと笑い二階に上がって行った。
秋までになんとかもっと、説得力のある理由を考えておこう。